ディーゼルが変える車選び

エコへの意識が高まり、ハイブリッド車に注目が集まりがちです。でもこれまでは「排出ガスが気になる」と思われていたディーゼルエンジン搭載車が、いま劇的な進化を見せているのだとか。

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ディーゼルが変える車選び

ガソリン車に比べると少し高い車両価格

ディーゼルエンジンはガソリンエンジンに比べ、より高圧になるために丈夫につくる必要があり、環境対策などのパーツも数多く装着します。このことなどから車両価格も少し高めです。

2008年10月に新世代ディーゼル搭載車が追加された、三菱パジェロを例に取ると、同グレード比較で15万7500円ディーゼル車のほうが高くなります。また重量でも80kg増加しています。

年間走行距離が多ければ多いほどお得。例に取った三菱パジェロでシミュレーションしてみましょう。　3.8Lガソリン車の10 ・ 15モード燃費が7.6km/L、ディーゼル車が9.3km/ L です。 3.8Lガソリン車の指定燃料であるハイオクをリッター150円、軽油を125円とすると、車両価格差である15万7500円は、計算上25016km走行した時点でなくなってしまいます(税金、保険などの諸費用は考えないで算出)。

なので、年間25000km以上走行する方なら１年で元を取れ、その後は走れば走るだけディーゼル車の恩恵を受けることができるのです。これは軽油とガソリンの価格差によっても変化しますが、燃費が良くクリーンな新世代ディーゼル車は、年間走行距離の多い人におすすめのクルマといえますし、クルマの買い替え時の選択肢に入れてもいいでしょう。