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現在のディーゼル車は排出ガスもキレイ
ガソリンエンジンが現在の形になるまでには、大気圧を利用したものや蒸気機関など、さまざまな方式のエンジンを改良してゆくなかで発展してきたのに対し、ディーゼルエンジンは熱力学における理想的な状態を実現することを目的に発明されたものです。
ですから、ディーゼルエンジンはガソリンエンジンに比べ、熱効率(燃料を燃やして発生した熱のエネルギーをどれだけクルマを動かすエネルギーに変換できるかという割合)の点や耐久性ではすぐれています。
ディーゼルエンジンの燃費が良く、そのためにC02排出量が少ないことは、成り立ちから見ても明白なのです。
石原都知事が行なった、ペットボトルの中のディーゼル粒子を振ってみせるパフォーマンスに象徴されるように、日本では、ディーゼルエンジンは、黒煙を出したり、NOX(窒素酸化物)を多く排出したりと、環境に悪いエンジンというイメージを持たれてきました。
しかし、近年排出ガス規制の強化は急速に進みました。ディーゼル先進国であるヨーロッパでは国によっては乗用車の50%以上がディーゼル車というほどに普及していますが、ヨーロッパでの排出ガス規制が、ユーロ3、ユーロ4、と段階を追って厳しくなっていったのに対し、日本ではいきなりユーロ4以上の規制を打ち出したため、新型ディーゼル乗用車が購入できないこともありました。
しかし、今日では、厳しい規制をクリアした新世代ディーゼル車が登場し、ガソリン車と比較しても遜色のない環境対応性をもっていることを知っておいて下さい。
ディーゼルが変える車選び